食の安心安全、美味しい牛肉を作ることを第一に考えながら日々牛たちと向き合っています。
北茨城の豊かな自然
華川牧場は茨城県最北部の北茨城市華川町に位置し、自然豊かな花園山のふもとにあります。
農場は山あいにあるため風通しが良く冷涼な環境。暑さが苦手な牛たちにとってすごしやすい環境となっています。
可能な限り牛がストレスを感じにくい環境を整え、常に牛たちの健康状態に気を配り、大切に育てています。
繁殖から肥育まで一貫生産
一般的に肉用牛を扱う農家は、母牛に仔牛を産んでもらう「繁殖農家」と、仔牛をお肉として出荷するまで育てる「肥育農家」に分かれます。
繁殖農家は仔牛が生まれてから9ヶ月齢ごろまで育て、主に仔牛市場を通じて肥育農家に販売しています。
肥育農家は仔牛を市場から購入しておよそ30ヶ月齢程度まで育て、お肉として出荷します。
華川牧場では、仔牛を市場で購入するだけでなく、自社で母牛を飼い、仔牛を生産する一貫生産も行っています。
繁殖部門
母牛から仔牛を生産する仕事をしています。
発情、種付け、出産など牛たちに合わせて日々違った管理が行われます。かわいい仔牛たちをいかに多く生産し、健康に育てていくか、牛たちへの愛情と高い観察力が必要とされます。
IoTを活用した繁殖管理
場内では発情発見装置、分娩監視装置、哺乳ロボットの導入などIoT(情報通信技術)機器を導入し効率化と省力化にも努めています。
発情を検知する歩数計(首の橙色) カメラを設置した分娩舎 分娩を検知する器具を装着した母牛 自動哺乳マシン 自動哺乳マシン
肥育部門
購入、もしくは自社で生産した牛を肥育(太らせる)仕事をしています。
牛には一頭一頭個性があります。出荷までの間、いかに多くの餌を食べてもらうか、いかにストレスなく健康に育てていくかを、牛ごとに飼育の仕方を見極めながら良質な牛肉生産に努めています。
牛が出荷されるまで
およそ9ヶ月齢の自家産仔牛、もしくは市場で購入した仔牛
牧草や稲藁など繊維質をミックスした餌をたくさん食べて、胃袋を大きくします。
大きくなった胃袋で穀物飼料を食べて体を大きくします。
地域循環型農業を目指して
地元の田んぼや畑に自然の有機肥料である牛ふん堆肥を散布し、そこから収穫される稲わらや牧草を餌として積極的に利用することで循環型の農業を目指しています。
徹底した管理体制
飼養されている牛たちは法律で定められている個体識別番号を装着することで異動情報が管理されています。
それらに加えて当社では与えた餌、健康管理、牧場内での移動履歴まで独自のシステムで管理をしています。牛たちの全ての生産履歴を記録することで、安心・安全な牛肉生産に努めています。